40種類もの栄養素

女王蜂専用の食べ物

蜂の中でも、唯一ローヤルゼリーを食べられる女王蜂とは、どれほど特別な存在なのでしょうか?
ひとつの巣の中に、ミツバチが約4万匹ほど暮らしていますが、女王蜂はその中にたったの一匹しか存在しません。
女王蜂は生まれてからたったの2週間で、一匹の雄蜂から大体数百万の精子を受精するのです。

人間の世界から見れば驚異的な速さですね。
女王蜂は、受精した数百万の精子を少しずつ使って、1日に2~3000千個の卵を、オスとメスのバランスをとりながら産み分けています。
人間から世界から見てみると、なんとも凄くて不思議な事ばかりですね。

体は通常のミツバチと比べると約2倍ほどある女王蜂ですが、生まれたばかりの卵の時から「特別な存在」であったのかというと、実はそうではありません。
女王蜂となる個体は、「王代」と呼ばれる特別な部屋に卵が産みつけられるので、そういった意味では特別かもしれません。
ですが、それ以外は他の卵と全く違いがなく、「ローヤルゼリー」を食べて育つという、ただそれだけの違いがあるだけなのです。

女王蜂の産卵能力や、普通のミツバチの約40倍もあるというという寿命を生み出す源となっている「ローヤルゼリー」が、いかにハチ達にとって特別な食料なのかがわかると思います。
そのパワーは人間にとっても驚異的です。
「ローヤルゼリー」の利用が一般化したのは、比較的最近の事ですが、実際に使われた歴史はずいぶん古く、実は西欧では「皇帝の秘薬」とも呼ばれていた歴史があるのです。

また漢方の世界でも「ローヤルゼリー」はハチミツとは全く別物であると考えられています。
そんな特別な存在である「ローヤルゼリー」は次のように作られます。
先輩格である外役蜂が集めてきて巣房に蓄えた蜜や花粉を、働き蜂は盛んに食べます。
特に孵化してから10日前後くらいまでの若い働き蜂がこれらを消化吸収して、唾液腺で生合成を行う事で、乳白色クリーム状の物質を作り出して、分泌腺から出します。
こうやって作られる「ローヤルゼリー」は、女王蜂だけが食べられる、特別な食べ物なのです。

希少なローヤルゼリーですが、いったいどんな味がするのでしょうか。
こちらの生ローヤルゼリーの味もご覧ください。

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